この治療によって、一般的におよそ半年後には歯槽骨が再生する。1本だけでなくほかにも垂直性の骨欠損が進んでいる歯があれば、歯周組織再生療法を同時進行で行うという。再生を促した後のレントゲン検査と歯周ポケット計測の結果によっては、再び歯茎を切開して再生の状態を確認し、薬剤や材料を補充するケースもある。
「歯槽骨が再生して歯周ポケットの状態が改善しても、普段の歯磨きが不十分だと再び歯周病になってしまいます。ですから、歯周病治療では何よりも正しいブラッシング指導を重視しています」
歯周病は予防も治療後も、やはり日頃の口腔ケアが重要なのだ。