手術は日帰りでここまでできる

盲腸の根治的治療は手術 薬物治療だけでは再発する可能性あり

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 虫垂炎の日帰り手術を受けるためには、薬で散らして痛みがなく、症状が安定していることが条件となります。散らし方については、通院による場合でも、4~5日の入院による場合でも、痛みがなくなっていれば一定の期間をおいて手術を行います。当院では元の炎症の程度にもよりますがおおむね1カ月程度としています。

 日帰り手術を考えている医療機関へ一度相談してみてください。

 当院で虫垂炎の日帰り手術を受けた患者さんは、薬物療法だけで治療を終えていた方、虫垂炎の再発を繰り返してきた方が少なくありません。例えば、過去に1回発作を起こし、1歳未満の子供がいるので手術を躊躇していたが、再発リスクがなくなるならと日帰り手術を決断された方、これまで4回発作があり、4回とも薬物療法で入院(合計15日入院)をされていた方ら。いずれも、虫垂炎による入院で日常生活や仕事に支障が出た経験があり、それゆえに日帰り手術のメリットを十分に理解している方々です。

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大橋直樹

大橋直樹

日本外科学会認定外科専門医、全日本病院協会認定臨床研修指導医。東京外科クリニックグループでの日帰り手術の件数は2022年4月末日時点で3101件。

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