慢性疲労症候群になると、仕事、家事はもとより、食事をすることや、トイレに行くことすら難しくなる人もいます。そのほかにも、微熱、咽頭炎、頭痛、関節痛、筋肉痛、しびれ、頚部リンパ節の腫れ、抑うつ、思考力低下、睡眠障害などさまざまな症状を伴います。
その原因はウイルス説、自律神経異常説、自己免疫説、ホルモン異常説などさまざまな説があるものの、メカニズムはまだ明らかになっていません。ところが、診断のつきにくい疾患のため、患者さんはあちこちの病院を回って、血液・尿検査、エックス線、心電図、CTなどを受けても異常が見つからないため、はっきりとした病名がつかないという悩みを抱える場合があります。
慢性疲労症候群に星状神経節ブロックで効果を見せた例として、買い物にまったく行けなかった人や、万年床だった人が少しずつ良い兆しを見せて通常の生活に回復していった、というようなケースがあります。
痛みのない暮らしを取り戻す