星状神経節ブロック療法は初回から反応が良く、片頭痛は和らぎ、痛みも和らいでいるというサインが出て、その後、月に1~2回の星状神経節ブロックを6年ほど続けました。
乳がんの手術から6年後、晴子さんのマーカーは2まで低下し、PET検査でも異常なし。その後も経過観察を続けていましたが、4年前には腰部椎間板ヘルニア、一昨年前から肋間(ろっかん)神経痛があり、乳がんに多い骨転移のことも疑って今年8月に骨シンチグラフィーの検査を行ったところ、結果、骨転移の可能性はなしという診断でした。
晴子さんに骨転移はありませんでしたが、骨転移した患者さんの骨の痛みに星状神経節ブロックを施したところ、骨の痛みが消失したという方もいます。
痛みがなくなることでQOLが上がるだけでなく、さまざまな体調不良も改善されて、元気な生活に戻られる方も少なくありません。
晴子さんの場合は全身の倦怠感や片頭痛があり、星状神経節ブロック治療に踏み切りましたが、倦怠感や頭痛だけでなく、全身的に症状が改善されていったといいます。
痛みのない暮らしを取り戻す