■ビタミンや補酵素を手軽に摂取
心臓病や動脈硬化の予防に役立つと考えられるのが「ミキサー」です。野菜や果物を投入してスイッチを入れるだけで、ビタミン、ミネラル、補酵素などの栄養素を含んだスムージーをつくることができます。
ビタミンが心臓の健康に大きく関係していることは広く知られています。ビタミンCやビタミンEには、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があります。活性酸素は加齢、ストレス、食習慣などさまざまな要因で増えるといわれ、細胞や組織を傷つけるので動脈硬化を起こしやすくなります。ビタミンDは心血管の酸化ストレスを軽減させ、血流を促進したり、傷ついた血管内皮細胞を修復して血管を守る働きがあると報告されています。
ビタミンCはキウイフルーツ、レモン、イチゴなどの果物や、パプリカ、ブロッコリー、カボチャなどの野菜に多く含まれています。ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類やホウレンソウ、ビタミンDは魚類やキノコ類だけでなく乳製品や卵黄に含まれています。
上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」