また、国立がん研究センターの調査によると、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12という3つの補酵素を多く摂取している人は、心筋梗塞のリスクが低下すると報告しています。3つの補酵素すべての摂取量が高い人に比べて、すべてが低い人は心筋梗塞のリスクが約2倍になっていました。
葉酸は、ブロッコリーやホウレンソウなどの野菜や、イチゴやバナナなどの果物に豊富です。ビタミンB12は魚介類、肉類、海藻類に多く、野菜や果実などの植物性の食品には含まれていませんが、ビタミンB6は、赤身の魚や脂が少ない肉類だけでなく、パプリカ、バナナ、サツマイモといった植物性の食品にも比較的多く含まれています。
これらのビタミンや補酵素が多い野菜、果物をミキサーにかけてスムージーをつくり、日々の食事と一緒に飲むような習慣を心がければ、心臓をはじめとした健康維持を期待できます。
上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」