まずカリフォルニア・ミシガン・バーモント州の3州は、州憲法に中絶の「権利」を明記するかどうかの住民投票。つまり現在合法のこれらの州でも、憲法に記載することで、今後万が一のことがあっても、中絶の権利は揺るがないものにしようという考え方です。
一方、ケンタッキー州では全く逆で、州憲法に中絶を「禁止する」項目を加えるかどうかの住民投票。ケンタッキー州の中絶に関する法律は全米でも最も厳しく、ほぼ全面禁止と言っていい状況です。この禁止を半永久的なものにすることを意図した住民投票です。
一体どんな結果になるのでしょうか。指標になるのは、8月に行われたカンザス州での同様の住民投票です。
カンザス州は保守が圧倒的に強い州で、住民も中絶禁止に賛成票を投じるのかと思ったら、逆のことが起こりました。過半数が禁止に反対。つまり保守であっても、中絶の権利を認めるべきと考えていることがわかったのです。
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