じつは深刻なのが、被介護者が亡くなった後に「燃え尽き症候群」になり、心身の病気を発症してしまう介護者が少なくないことです。お互いのために介護に“リミット”を設けるのは悪いことだと思ってはいけません。
▽大川昭宏(おおかわ・あきひろ) 1997年帝京大学医学部卒業。国立精神神経医療研究センター、国立国際医療研究センター心療内科勤務などを経て、現在、かつしか心身総合クリニック院長。専門は心療内科全般、職場のメンタルヘルス(産業医歴20年以上)。
名医が答える病気と体の悩み