歯痛で正月を台なしにしないために…年末だからこそ「3つのセルフチェック」を

写真はイメージ

 歯は歯冠と歯根とに分かれていて、それぞれがいくつかの層が重なってできている。歯冠の外側の硬い丈夫な層がエナメル質でその内側は順に象牙質、歯髄(神経)がある。歯根の外側は歯根膜と呼ばれる層で覆われ、その内側はセメント質、象牙質、歯髄でできている。

■温かい飲み物に歯がしみる

 歯がしみるのは「知覚過敏」「虫歯」「歯周病」の可能性が考えられる。

「知覚過敏は食いしばりや歯ぎしり、過剰な歯磨きなどによって露出した象牙質の表面が剥がれ落ちたときに生じます。痛みは長続きせず、ときどきしみる程度です。ただし放っておくと、歯髄にダメージとなり根管治療の必要が出てきます。この段階なら歯磨き指導や薬による歯のコーティング、歯の根元などえぐれている場所を埋めるなど比較的簡単な治療で痛みを治めることができます」

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