歯痛で正月を台なしにしないために…年末だからこそ「3つのセルフチェック」を

写真はイメージ

 虫歯が原因の場合はズキズキと痛み、その痛みは一過性でなく長く続く。温かい飲み物だけでなく、冷たい飲み物、甘い飲み物でもしみる。痛む歯が黒ずんでいたり、歯に穴が開いて見える場合もある。虫歯による痛みは放置すると激しい痛みと共に顔が腫れることもある。

「中高年は虫歯になりやすい要因をたくさん持っているから甘く考えてはいけません。糖尿病や高血圧、花粉症などのアレルギー薬を常用している人はその影響でドライマウスになりやすい。中高年はただでさえ唾液の分泌量が少なくなりがちで、唾液に含まれる虫歯菌を抑える作用や歯を再石灰化して虫歯菌の酸から守る機能が低下しやすいからです」

 中高年のなかには胃液が食道だけでなく、口腔内や耳や鼻まで達する、重度の逆流性食道炎の人も少なくない。そういう人は胃酸でエナメル質が溶かされて虫歯になる場合がある。歯周病が原因で歯茎がやせて歯がしみる場合は痛みが一過性で弱いため自覚しにくいので注意が必要だ。

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