歯痛で正月を台なしにしないために…年末だからこそ「3つのセルフチェック」を

写真はイメージ

「放置すれば徐々に歯に穴が開いて本格的な虫歯になる場合もあります。ホワイトスポットには初期の虫歯でなくエナメル質形成不全症と呼ばれる別の病気の場合もありますが、急に歯が白く光沢を失った場合は受診することです」

■口臭が強くなった

 虫歯でも腐敗臭が放たれるが、それはかなり虫歯が進行し、放置した場合。歯周病の場合はそれほど進行していなくても強い臭気を放つことがある。

「歯周病による口臭の原因は歯周病菌が口腔内のタンパク質を分解する過程でメチルメルカプタンと呼ばれるガスを作り出すからです。歯周病が進行して歯と歯茎の境目にある歯周ポケットが深くなると、その周囲に繁殖している菌の活動で悪臭を放ちます」

 また、歯の根元あたりに膿がたまる歯周炎になって歯肉から膿が漏れ出てくるとさらに強烈なにおいを放つ。

 大人の歯は一度失えば二度と生えてこない。正月はもちろん人生100年時代を楽しく過ごすために、少しでも異変があれば歯科医院を受診することだ。

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