途中で中止になった方のご家族は、同席いただいていれば補聴器はすぐ聞こえるようになるものではなく、時間をかけて調整していくものということを理解いただけたと思うのですが、カタログや文書などを渡してもうまく伝わらず、すぐ中止となり、聞こえづらい元の生活に逆戻りになってしまいました。
補聴器購入に至った方は、補聴器をつけ始めてすぐに使いこなせるようになったわけではありません。毎日つけ続けた結果、補聴器を体の一部のように使いこなせるようになり、ケアマネさんとの会話でも、自分から質問をするなど耳の聞こえの改善にとどまらず、生活全体に意欲が湧くようになったといいます。
それには娘さんをはじめご家族が積極的にご本人に声をかけ、補聴器装用に前向きになるように、気持ちを向けていただいたことも関係しているでしょう。
このように家族や、周囲の方の理解の差で補聴器が使いこなせるかが決まるといっても過言ではないのです。
年末年始。ご家族の聞こえを一緒に考えてみませんか。
認知症を予防する補聴器のすべて