長引く息苦しさや発熱の正体は「薬剤性間質性肺炎」かもしれない

写真はイメージ

「治療は基本的に原因と考えられる薬剤の服用を中止することです。これにより症状が軽快するようであれば、薬剤性間質性肺炎であると考えられます。しかし、薬の服用を中止しても症状の改善がみられない中等症以上の症例の場合、副腎皮質ステロイドの点滴や内服を行います。それでも改善されなければ、免疫抑制薬を投与するなど、重症度によって治療法を検討しています。年齢による治療法の違いはありません」(大谷院長)

 近年は健康志向の高まりによって、漢方薬、サプリメント、健康食品などを積極的に手に取る人は少なくない。

 だが、体に良いと信じて飲んでいるものが、体質によっては、ダメージをもたらすという意識を持ち、服用の際には十分に注意することが必要だ。

5 / 5 ページ

関連記事