「クレアチニン値が高いと、体にどんな症状が現れますか」という質問を患者さんから受けることがありますが、多少基準値を超えている程度では、自覚症状はありません。
患者さんの年齢にもよりますが、自覚症状が出るのは、その値が2.0~3.0㎎/デシリットル以上になった頃。むくみや貧血、全身の倦怠(けんたい)感などの症状が出ますが、この値にまでなると、あと数年で透析が必要となるほどに腎臓が悪くなった状態です。
ですからクレアチニン値が高いという結果が出たなら、「でも元気だし」と放置せずに、できるだけ早いうちにしかるべきクリニックで検査を行っていただきたいと思います。
健康長寿のカギは腎臓にあり