繰り返し接すると好意度や印象が高まる「単純接触効果」というものがあります。中島は、これが犬と飼い主の顔が似る一因になっているのではないかと推察しています。
また、米ミシガン州立大学のチョピクとウィーヴァーの研究(2019年)では、約1700匹の犬の飼い主たちに、自分自身の性格と飼い犬の性格について比較してもらったところ、「犬の性格は飼い主に似る」ことが分かったといいます。
協調性の高い人は活発な犬を飼う傾向が、そうではない人の2倍ほど多く、神経質な飼い主は「自分の犬は怖がり」と評する傾向が高かったそうです。さらには、飼い主が高齢だった犬は、若い犬に比べて活動性が低いということも統計的に見てとれたというから面白いですよね。のんびりした飼い主のそばにいると、のほほんとした性格になってしまうことが示唆されたのです。
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