水銀暴露で失明も…違法な美白・ニキビ用化粧品に気をつけろ

成分表がない海外の化粧品だと…

 日本では平成12年9月29日付で厚労省が「化粧品基準」を公示している。総則には「化粧品の原料は、それに含有される不純物等も含め、感染のおそれがある物を含む等その使用によって保健衛生上危険を生じるおそれがある物であってはならない」と定めている。そのうえで、配合禁止として「水銀及びその化合物」としている。

 化粧品の製造販売については都道府県知事の許可が必要で、輸入品目であっても国内流通するものについてはその品目を都道府県知事に報告しなければならない。製造販売の規定に違反した者は3年以下の懲役または300万円以下の罰金もしくはその両方が科される、などの規定がある。届け出を怠った者は50万円以下の罰金を科されるなどとされる。

 国内の信頼できる業者が扱う化粧品の安全性は高いと言えるが、海外の化粧品をネットで買ったり、成分表がない海外の化粧品などには近づかないことだ。

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