認知症を予防する補聴器のすべて

補聴器で「聴く」力を取り戻し、人生をもっと謳歌しよう

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「きく」という言葉にはご存じの通り「聞く」と「聴く」があります。ただ音を漫然と耳で受け止める場合は「聞く」ですが、自分から楽しむためにより積極的に耳を傾ける場合は「聴く」という言葉になるわけです。

 補聴器の真ん中にはその「聴く」が入っています。そうなんです。装着した人が以前よりも楽しく人生を謳歌したり、もっと果敢に挑んでみたりしたいと願う人にとっては願ってもない良き相棒となる心強いマシンなんです。

 超高齢社会へ突入した日本ですが、耳の聞こえが悪くなったとしても、まだまだ現役で仕事をしたいし、恋もしたいし、いろんな経験をしてみたい。もっと人生を楽しみたいとアグレッシブに考える人がこれからもっと増えていくことと思います。

 補聴器をつけることは老いではない。もっと人生を楽しむための積極的な手段で、補聴器をつけている人こそ若々しいという時代に、これからはなると確信しています。

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田中智子

田中智子

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

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