多感覚統合能力とは、複数の感覚情報を統合して処理する能力。例えば、視覚的な情報と聴覚的な情報を同時に処理して、より豊かな情報を認識できる能力などが挙げられます。ルイらによれば「マルチタスクに慣れた人は、多感覚統合においても高い能力を示す傾向がある」と指摘しています。
もちろん、多感覚統合能力は個人差がありますから、マルチタスクが得意な人=多感覚統合能力が高いとは一概には言えません。ですが、マルチタスクが必ずしも作業効率を低下させるとも言い切れないのです。
人には得手不得手があります。誰かから、「AとBを同時に進行した方がいいよ」などと言われても、マルチタスクが苦手な人にとってはストレスにしかなりません。対して、得意な人はスイスイとできてしまう。自分のペースと自分流のやり方を尊重することこそ、ストレスを増やさない働き方ですよ。
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