75歳の偏食医師が教える 好きなものを食べ、飲みながら健康長寿を実現する2つの秘訣

石原結實氏(提供写真)

「生活状態と白血球の関係を調べると、入浴後と運動後に白血球の機能が増強するという結果でした。つまり、体温が上昇すると、白血球の殺菌力や貪食力(体内の細胞が不要なものを取り込み分解する作用)が促進されるのです。体温が1度低下すると、免疫力が30%減弱するという研究結果もあります」

 石原医師が常飲している生姜湯や黒糖入り生姜紅茶は、体を温める作用に優れている。魚介類やチーズも体を温める。ジョギングやウエートトレーニングは、それ自体が体を温める上、筋肉量を増やす。筋肉の多い人は、しっかりと熱をつくることができるので、体が冷えにくい。

「同じようにはできない……」とハナから否定せず、まずはできることからトライしてみよう。朝または昼だけをニンジン・リンゴジュースや黒糖入り生姜紅茶にしたり、月1回は石原院長がやっている断食を取り入れたり、汗ばむ程度のウオーキングをしたり。GW中の1日を、新たな一歩を踏み出す日に充ててはいかが。

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