情報通信のテクノロジーが一気に進んだ現代社会は、知的情報が飽和してあふれ返っています。しかもそうした情報は玉石混交で、自分にとっていま本当に必要な情報かどうかを取捨選択したり、信憑性や根拠レベルの高さを判断するだけで大変な労力です。そうした役割をAIに受け持ってもらえば負担を軽減できます。
それによって時間ができれば、今度は、自分にとって居心地がよく快適な空間を求める人が増えるでしょう。すると、例えばインターネット上に構築された仮想空間=メタバースを提供するような事業がどんどん登場することが予想されます。
あれこれ余計なことを考える必要がない自分だけの世界に入り込める環境が整えば、多くの人がその空間に入ってくるのは間違いありません。AIは結果的にわれわれが人間らしい生活を取り戻すための助けになりえるのです。
上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」