夏バテの症状としては、「体がだるい」「食欲がない」「疲れやすい」「寝不足」など。夏の暑さそのものも原因ですが、さらには、エアコンの効いた涼しい部屋と、暑い屋外との気温差のために体温調節がうまくいかなくなり、自律神経が乱れ体調を崩し疲れがたまりやすくなるような「冷房病」というのもあります。
また、暑さで寝苦しく良質な睡眠が取れず疲労感が増す。暑いからとついビールやジュース、アイスといった冷たい飲み物や食べ物を取りすぎ、体の内側から冷えて腹痛や下痢、血行不良となり、体のだるさを生み出す。暑さを発端とした負の連鎖が、夏バテの症状を一層深刻にしています。
まずは、暑くても食事では毎回温かいものを取り入れ、内臓を冷やしすぎないようにしましょう。
もともと東洋医学では、夏の厳しい暑さや湿度の高さによりダメージを受けやすいのは「胃腸(脾)」であるという考え方があります。
東洋医学を正しく知って不調改善