さらにこの先には別の大きな問題がある。国が義務化も推奨もしないといっても、マスクをするのも、ワクチンを打つのも個人である。その個人個人が、マスクをする/しない、ワクチンを打つ/打たないという判断をしなければならない。その判断を個人個人がするのはむつかしい。そこで強制力を持って義務化する、さらには罰則規定を設けるということも行われる。これは降圧薬では決してないことだ。
だからこそ、医療については考え続けることが重要なのである。そのために必要なリテラシー(情報を適切に理解して活用すること)やリテラシーを超えて垂れ流される膨大な情報、実際になされる国の判断、個人の対応などについて引き続き考えていきたい。
医療だけでは幸せになれない