phiが低値の場合は、生検を行わずにPSAの数値をフォローする。
「前述の通り、phiはあくまでも補助診断ですので、カットオフ値以上であれば生検を必ず行うといった意味ではありません」
不要な生検を回避するのに役立つ指標が増えた意味は大きい。
■保険適用
phiが健康保険適用となるのは、PSAがグレーゾーンの場合。前立腺がんの診断の確定または病気が進行して再生検が必要かどうかを決定するまでの間に、原則として1回を限度に測定できる。
ただし、生検などで前立腺がんの確定診断がつかない場合は、3カ月に1回に限り、3回を限度として保険適用でphiを行える。
「いずれにしてもその必要性、適応はお近くの泌尿器科でよくご相談ください」