■質の高い研究は少ない
すると成人では、マスクによる身体的な悪化のリスクが高い呼吸器疾患や高血圧、心臓手術後の患者を含む27名の患者の小規模の研究ではあるが、マスク着用時と非着用時の酸素飽和度(注2)を比較した研究では、酸素濃度の低下は認められないことが示されている3)。
また小児を含むシステマティックレビュー(注3)では主にN95マスク(注4)について検討されてており、以下の問題が指摘されている4)。
・不快感
・呼吸器疾患のある人、子供、高齢者、心臓病のある人の呼吸機能への影響
・皮膚疾患のある人の皮膚への刺激
・難聴のある人のコミュニケーションの問題
・マスクの再利用に関する問題
・集中力の問題、作業能力の低下、呼吸困難、メガネの曇り、顔認識の困難、精神症状
医療だけでは幸せになれない