11年にわたる追跡調査の結果、脂質に関する食事制限を意識している女性では、死亡リスクが27%、統計学的にも有意に低下しました。この関連性は脂質の摂取量が減ったことによる影響というよりは、食事制限の意識がもたらした健康に対する全体的な行動変化によるものであった可能性が示されています。
ただ、摂取カロリーや甘い食べ物の摂取を制限する意識の高さは、死亡リスクの低下とは関連していませんでした。論文著者らは「食事制限の意識が死亡リスクに及ぼす影響は限定的であった」と結論しています。
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