がんと向き合い生きていく

貝原益軒の「養生訓」を読んだ医師「いかに持続的に実行できるか」

佐々木常雄氏(C)日刊ゲンダイ

 国立がん研究センターがん情報サービスによると、「バランスのよい食生活」「適度な身体活動」「適正体重の維持」「節酒(飲酒する場合には節度のある飲酒を)」に「禁煙」を加えた5つの生活習慣に留意することで、がんのリスクが、男性で約45%、女性で約37%低くなるという推計があります。

 それから、2日目の夜は、昨年、精神科医の神田橋條治先生から送っていただいた「心身養生のコツ」を読んでみました。これも、心と体の良い養生法を書いたものです。

「養生訓」も「心身養生のコツ」も、読んでいる時は分かったような気がしますが、問題は、これをいかに持続的に実行できるかですよね。誰かと一緒にやらないと、ひとりでは三日坊主に終わりそうです。

 3日目は、寒かったですが5キロほどジョギングしました。結構、喉が渇きました。

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佐々木常雄

佐々木常雄

東京都立駒込病院名誉院長。専門はがん化学療法・腫瘍内科学。1945年、山形県天童市生まれ。弘前大学医学部卒。青森県立中央病院から国立がんセンター(当時)を経て、75年から都立駒込病院化学療法科に勤務。08年から12年まで同院長。がん専門医として、2万人以上に抗がん剤治療を行い、2000人以上の最期をみとってきた。日本癌治療学会名誉会員、日本胃癌学会特別会員、癌と化学療法編集顧問などを務める。

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