科学が証明!ストレス解消法

会議で発言するなら…「先陣を切る」「口火を切る」ほうがお得

会議では「最初に発言するほうが得」

 日常でも、私たちは往々にして「初頭効果」を目の当たりにしています。たとえば、初対面で会った人のファーストインプレッションが良いと、その後も話しやすくなると思います。逆に、印象が悪いと、そのあとも引きずるように苦手意識が芽生えてしまいます。身だしなみや表情、会話の内容などは、初頭効果によって左右されるところが多分にあります。

 人や物に対する印象は、最初が大きく関与していますから、「先陣を切る」という姿勢そのものに支持が集まりやすいわけです。

「発言はタイミングが重要」です。打ち合わせや会議の冒頭は、雑談が許されやすいタイミングですから、場が温まっていないときに、発言した方が◎。

 逆に、「いつ発言しようか」と機をうかがっていると、いつの間にか話が本題に進んでしまいますし、その本題がシリアスな内容であれば、ますます意見を言いづらくなってしまうかもしれません。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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