今冬はインフルエンザが爆発的に流行しています。新型コロナウイルス感染症の影響か昨年まではインフルエンザに罹患する人がほとんどいませんでしたが、今年はいつも流行が始まる11月下旬ごろよりもかなり早いタイミングでインフルエンザが流行し始めました。
インフルエンザはウイルスによって引き起こされ、そのタイプによってA型、B型、C型がありますが、流行するのはA型とB型です。症状は少し違っていて、A型は高熱、せきや鼻水などの上気道症状などのいわゆるインフルエンザ症状が表れるのに対し、B型はそれらに加えて下痢や吐き気、腹痛などの消化器症状を呈するケースがあります。
インフルエンザの治療の基本は対症療法です。高熱に対しては解熱薬、上気道症状に対してはせき止め薬やアレルギーの薬、吐き気に対して吐き気止めの薬……といった感じです。ただ、場合によっては抗ウイルス薬による治療が選択されることがあります。
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