40%が3年以上痛みを抱える「五十肩」…4つのポイントだけ押さえれば対策はOK

眠れないほど悪化

 自然に症状が消えることもある五十肩だが、それでも不調は数カ月単位で続くのが一般的。

「肩が痛いために動かさないようにしていると、肩以外の筋肉も硬くなり、肩をより動かせなくなります。首や腰などにも影響が出る可能性があります」

 何より、肩の不調は生活の質の低下に直結する。肩が痛くて夜眠れない日が続けば日中の仕事や家事に支障が出る。

 痛くて肩を動かせなくなり、「髪を洗えない」「洗顔ができない」「エプロンの紐を後ろで結べない」「服の脱ぎ着ができない」となるケースは珍しくない。

「治療が遅れれば、痛みや拘縮(硬くなる)の程度が強くなる可能性が高い。早い段階で、適切な処置を受けるべきです」

 次のどれかに該当するようなら、整形外科を受診すべきだ。

●夜間に痛む

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