その結果、より多くの汚い言葉を使っている人たちが、実生活では正直であると示されました。口は汚いかもしれませんが、思ったことをそのまま表現してしまう人は、裏表がないとも言えます。すなわち、誠実と受け取ることもできます。毒舌家のタレントが、視聴者の支持を集めるように、汚い言葉を吐く=ネガティブとは限らないのです。
一方で、罵り語を吐くのは健康にはよくないという研究もあります。米国ジョンズ・ホプキンス大学のクレイグ・エワートらは、10分間、罵り、皮肉、批判などの言葉を出させると、どんどん血圧が上がっていく──ということを実験的に確認しています。
嫌なものは嫌であるとはっきり口にすることは、ストレスをため込まない、上手なセルフコントロール術ですが、なんでもかんでも悪態をつけばいいというわけではありません。自分の感情と上手に付き合うためには、適度に、正直に感情を吐露するようにしてください。
科学が証明!ストレス解消法