がんと向き合い生きていく

日進月歩の医学分野について生成AIに質問してみた

佐々木常雄氏(C)日刊ゲンダイ

 まことに優秀な答えです。AIはあくまで機械ですが、相談相手として、遊び相手として楽しみたいと思いました。

 年末の朝日新聞の記事に、「トロント大名誉教授ジェフリー・ヒントン氏は、人間の能力を超えるAIが、今後5~20年以内に実現する確率が約50%、長期的には『人類の脅威になりうる』として、国際協調の重要性を訴えた」とありました。

 今のところ、まだまだ習い始めの私の問いでは、AIの回答は平均的、予定調和的なものともいえます。しかし将来的には、AIの自立、人類の脅威なんてあり得るのか、心配でもあります。

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佐々木常雄

佐々木常雄

東京都立駒込病院名誉院長。専門はがん化学療法・腫瘍内科学。1945年、山形県天童市生まれ。弘前大学医学部卒。青森県立中央病院から国立がんセンター(当時)を経て、75年から都立駒込病院化学療法科に勤務。08年から12年まで同院長。がん専門医として、2万人以上に抗がん剤治療を行い、2000人以上の最期をみとってきた。日本癌治療学会名誉会員、日本胃癌学会特別会員、癌と化学療法編集顧問などを務める。

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