白内障手術失敗体験談(4)搬送直前に1万3520円を請求された

写真はイメージ(C)iStock

 救急車までは期待しませんが、せめて医院の車で移送してくれるものと思ったのですが、医院の対応はそっけないもので「いまタクシーを呼んだのでそれで行ってくれ」という。ただ、そのタクシーがなかなか来ません。10分か15分か待たされ、ようやく到着です。すぐにそのタクシーに乗って、指示された総合病院へまっしぐら。さすがにタクシー料金は眼科医院が支払ったようで請求はありませんでした。

 車内では、前妻に「じつは手術がうまくいかず、いまタクシーで大手総合病院に向かっているので、そちらに来てくれるよう」に連絡を入れました。

 手術失敗から3カ月ほど経過して、この体験談を書くにあたり手術に失敗した眼科医院の院長を訪ねました。「手術がうまくいかなかったのに医療費を請求するのはいかがなものか?」と問いただすと、「所属学会から請求してもいいと聞いている」との返答でした。

 2日後、再び連絡があり、「所属学会に確かめたが『やっぱり医療費を請求してください』ということだった」とのお話でした。 (つづく)

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