膝が痛い! 「変形性膝関節症」手術を受けるときに押さえておきたいポイント

しゃがんだり正座で悪化し生活の質の低下につながることも

「膝関節の表面を人工のものに置き換える人工膝関節置換術には、すべての膝関節表面を置き換える全置換術(TKA)と、部分的に置き換える部分置換術(UKA)があります。UKAの方がTKAより術後の痛みも腫れも少なく、入院期間が短い。TKAは術後に膝の違和感を訴える方もいますが、UKAではそれが少ない」

 軟骨や半月板の摩耗の程度が軽ければ、自分の膝関節を温存できる骨切り術という選択肢もある。こちらの方がさらに低侵襲性だ。

 人工膝関節置換術は「10年ほどしかもたないんでしょ。それならギリギリまで待つわ」という患者がよくいるそうだが、「それはまったくの誤解です。現在は20年経ってもほぼ問題ない。また、UKAはTKAより耐久年数が短いが、それでもやはり大半が20年問題なく使えます。つまり、ほとんどの方が再手術を受けることなく過ごせます」。

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