科学が証明!ストレス解消法

勉強や頭脳労働の前には「運動」を…成績がアップする

脳を働かせるには脳の血流をよくすることが重要

 効率よく勉強するためには、適度な運動が欠かせません。

 実は、優秀な人ほど四六時中、机にかじりついてがむしゃらにテキストを読み漁り、知識を頭に叩き込んでいるわけではないんですね。効率よく脳を働かせるには、脳の血流をよくすることが重要です。脳に酸素をしっかりと送っているか──。このポイントを軽視すると、学びのスピードに差が生じてしまうのです。
実際、勉強を始める前や休憩時間などに、軽い運動や散歩をしている人は意外に多く、私の周りの優秀な研究者や大学教授たちも散歩好きな方が多いほどです。

 また、スティーブ・ジョブズの散歩好きは有名ですが、フェイスブック(現メタ)の創業者であるマーク・ザッカーバーグも散歩の習慣があるそうです。集中力や記憶力を高め、インスピレーションを豊かにし、インプットもアウトプットも最大化する。散歩には驚きの効果があるのです。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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