最期を迎える時、人は誰でも最愛の人や物や音楽に囲まれていたいと考えるものではないでしょうか。それはそこに、なにか少しでも希望を見いだそうとする思いがあるからだと考えます。
その患者さんにとって、最愛なるものはなにかを、患者さんやご家族と一緒になって見つけ共感することもまた、患者さんのQOLを高めることにつながるのだと考えるのです。
老親・家族 在宅での看取り方
2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。