幸い病気を克服され、そして競泳にも復帰し、見事に復活されたのです。さらに、パリ五輪の日本代表選手になりました。3月のパリ五輪代表選手選考会をテレビで拝見しました。おそらく、本番までにはさらに記録を更新するだろうと思われました。
■努力が報われるよう応援したい
急性白血病の闘病だけでも大変なことなのに、短い期間に日本代表にまで回復されるのは至難のことです。もしかすると、池江選手にとって「目標があった」「競泳があった」ことで、より頑張れたとも察しますが、それでも並みのことではありません。白血病で闘っているたくさんの患者さんにとっても、大きな励みになったと思います。 白血病治療では、病気そのものによる免疫機能低下、さらに抗がん剤治療による白血球数減少による、重篤な感染症や臓器機能低下などが心配されます。おそらく、無菌病棟で過ごされた期間もあったでしょう。それを見事に克服され、通常の生活に戻るだけでなく、五輪代表になられたのです。
がんと向き合い生きていく