国試は浪人が大勢いるため、受験者数は卒業者数を大きく上回っています。
国試現役合格者のうち、ストレートの卒業生が何人いたかは分かりません。しかし「ストレート卒業率×国試現役合格率」として計算すると、最短で国試をパスする確率は、医学部が81.1%、歯学部が56.2%となります。
つまり、医学部に入学した学生のうち最大で約8割が、ストレートで国試をパスできますが、歯学部の方は、5割強に過ぎないというわけです。医療系は、国試をパスして初めて人生のスタートライン。その意味で、歯学部はリスクが高いといえそうです。
長浜バイオ大学・永田宏教授(医療情報学)
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