もちろん、これはHbA1c7%未満、あるいは6%未満を目指すような厳しい血糖治療と緩めの治療の比較ですから、治療が不要ということを示しているわけではありません。
しかし、HbA1c6%を目指すような治療は、患者のストレスを増やすばかりで、大して効果が期待できないことが多くの研究によって示されているのです。
医療数字のカラクリ
もちろん、これはHbA1c7%未満、あるいは6%未満を目指すような厳しい血糖治療と緩めの治療の比較ですから、治療が不要ということを示しているわけではありません。
しかし、HbA1c6%を目指すような治療は、患者のストレスを増やすばかりで、大して効果が期待できないことが多くの研究によって示されているのです。
「武蔵国分寺公園クリニック」名誉院長、自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、臨床研究適正評価教育機構理事。著書に「健康第一は間違っている」(筑摩選書)、「いずれくる死にそなえない」(生活の医療社)ほか多数。