辛うじて古川さんの父親は、「要介護度3」に認定された。だが、特養老人ホームの入居は順番待ちだ。順番が来るまで古川さんは無職のまま日に3回、父親の食事を作り、汚れたトイレの掃除を続けなければならない。■将来は考えられない「私の老後? そんなことを考える余裕はありません。今は、私が倒れるのが先か、特養老人ホームの順番が来るのが先か、だけが関心事です」(古川さん)
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