薬を飲んでも別に体調は悪くならないから、血液検査は受けないという選択はやめましょう。体調に変化が表れていなくても、体の中で副作用を起こす要因がないかどうか確認することが大切なのです。毎年、お正月に初詣に出向き、お札やお守りを買っている人はたくさんいらっしゃるでしょう。血液検査はそれと同じようなものです。病院で薬を処方してもらっている人にとっては、採血表がかなり安全なお札になるのです。
薬だけを処方して、採血検査もしない医師は、少し疑ってかかったほうがいいでしょう。トラブルが起こったときに信頼することができません。
降圧剤で血圧をコントロールする人は、自己血圧測定と定期的な血液検査をセットで考える。それが、降圧剤とうまく付き合っていく方法です。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」