愉快な“病人”たち

声優・真山亜子さんは32歳でベーチェット病・クローン病に

真山亜子さん(C)日刊ゲンダイ

 後から夫に聞いた話では、医師から「もしかしたら助けられないかもしれない」と言われたそうです。この2度目の手術で大腸を20センチ、小腸を1メートル切って、それぞれにストーマができました。

 つらかったのは、それからです。ストーマはお腹に開けた穴。そこから排泄物が自分の意思とは関係なく出てくるので、パウチ(袋)を貼り、中身がたまってきたらトイレに流します。パウチは皮膚にぴったり貼っているのですが、どうかするとにおいが漏れたり、外れたりするんです。泣きたくなるような失敗もたくさんありました。

 でも、多くのオストメートがそうであるように、角度を変えてみれば、手のかかる赤ん坊のような存在といえます。今はそう思って仲良く付き合っています。

 私は、病気になったことで、もう一度人生を生きさせてもらっていると感じています。そう、今の「真山亜子」は改名した名前です。文字通り、生まれ変わったつもりなのです(笑い)。

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