独白 愉快な“病人”たち

三笠優子さん マッサージ師に指摘され病院に駆け込んだ

歌手の三笠優子さん(C)日刊ゲンダイ

■肝機能が基準値の70倍、原因はステロイド

 2回目のステージとCD即売会をこなし、夜間に自宅近くの大学病院に駆け込みました。血液検査をすると肝機能の数値を示すALTが、基準値30以下のところ、1743というとんでもない値で即入院。翌日になるとさらに上がり、2000を超えていました。

 原因は、喉の治療で点滴していたステロイドでした。2カ月前、15日間連続公演の10日すぎあたりから声が出なくなり、無理言って強いお薬を処方していただき、何とか仕事をこなしましてね。東京に戻り、喉の専門病院で「副作用があるから」と言われても、「とにかく何でもいいから声が出ないと困るんです!」とお願いして、連日点滴していたのです。

 やはり薬の効果はすごいもので、全く出なかった声がよみがえりました。以来、声が出ないのが心配で、マネジャーが毎日吸入してから現場に来いと言うものだから、先生に止められても2カ月間、仕事のある時は毎日点滴。

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