四十膝、五十膝が増加中…正座がキツイは“壊れる”サイン

正座がきつい…?(C)日刊ゲンダイ

 該当する人はさっそく対策だ。

「四十膝・五十膝は、日常生活の姿勢や歩き方に問題があるケースが多い。X脚やO脚、膝が内側に入る、関節が硬い、外反母趾、膝が反り返っているなどです。対策としては、足先と膝頭を真っすぐ前に向けて、体の真ん中を意識して立つ」

 高山医師はフラダンスの講師でもある。膝の正しい使い方が踊りを美しく見せるため、生徒に「足先と膝を真っすぐ前に向けて」と指導する。

 その時、フローリングの板の目(木材と木材の境の線)を利用する。そこに足を置けば、足と膝の向きを真っすぐにしやすい。

「足と膝を真っすぐ」を無意識にできるようになれば理想的だが、身に付いた習慣は一朝一夕では変えられないので、1日に何度か実践して体に覚え込ませるといい。

 さらに、イスの座り方や立ち方を間違えていると、膝に負担をかけやすい。

3 / 4 ページ

関連記事