ピアス穴が10cmの塊に “ただの傷”を甘く見てはいけない

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 ただし、患者側もそれなりの覚悟が必要だ。

「治療には時間がかかります。傷痕ができて3カ月後、肥厚性瘢痕ができてすぐに治療を開始した理想的な患者さんでも、3~6カ月はテープを毎日貼り続け、患部をあまり動かさないようにしなくてはなりません」

 何年も放置していれば、治療にはその数倍の年数がかかる。それでも「何もなかったかのよう」と感動するほどきれいになる。痛み、かゆみも消える。

 誰でも経験する(した)かもしれない疾患だからこそ、「もしも」の時のために知っておこう。

4 / 4 ページ

関連記事