病気せず長生きのために 胃を強くきれいにする5つの方法

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

④ピロリ菌を除菌する→炎症

 慢性胃炎にかかっている人は、ほぼ100%がヘリコバクター・ピロリ菌に感染している。除菌しない限り炎症は続き、そのうち粘膜がペラペラになってしまう萎縮性胃炎が進む。これが、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんや、動脈硬化など全身疾患の原因になる。

「除菌すると、半年ほどで慢性胃炎はなくなります。すでに萎縮性胃炎になっている人も、10年弱で胃の粘膜が再生して萎縮も改善します」

 最近は、除菌して炎症が治まったのに、胃の痛みなどの不調を訴える「機能性ディスペプシア」の患者も増えているという。知識のある専門医を受診したい。

⑤「T・U・F(タフ)」を摂取する→炎症

 イカ、タコ、ホタテ、カキ、マグロなどに含まれる「タウリン」(T)には、胃粘膜の障害を抑え、胃の細胞の寿命を延ばす作用がある。ビタミンCを加えると吸収率がアップする。

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