「これ以上、負荷がかかると危ないぞ」というところで、胸痛などの自覚症状が出る人もいます。健康な人は、大きな負荷をかけると苦しくなって、心臓が口から飛び出しそうなほどバクバクします。これが、一般的な最大負荷といえます。しかし、心臓にトラブルを抱えている人は、その一歩手前の亜最大負荷で止めなければいけません。自覚症状が表れるのは負荷がかかり過ぎているケースも多いので、やはり小まめに心拍数を計測しながら運動するようにした方がいいでしょう。
■まだ寒い日は早朝に注意
また、心臓リハビリの一環として、早朝からウオーキングをしている人も注意が必要です。だいぶ暖かくなってきましたが、3月から4月にかけては、朝晩になるとまだ寒かったり、急に冷え込む日もあります。また、太陽が完全に沈んでいる真夜中よりも、日射量の少ない日の出直後の1時間くらいが最低気温になることも多いので、その時間帯の運動には気を付けなければなりません。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」