実は誤解や誤診も多い 「ADHD」を見極める3つのポイント

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「今は2種類の薬がありますが、執行さんが治療を始めた頃は成人に使えるものはありませんでした。しかし、自己理解、自己受容や環境調整をすすめることで、薬を飲む前から機能の改善がみられてきました」

 薬は治療のマストではない。悩んでいるなら一歩踏み出せば、世界が変わるかもしれない。

〈注1〉
■ADHDの典型的な症状
・いつも遅刻をする
・時間配分がうまくいかない
・同じ失敗を繰り返す
・家事や支払いなど当たり前のことができない
・大事なものほどなくす
・片づけができない
・思い込みで行動して失敗する

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