独白 愉快な“病人”たち

10年前に発覚 研ナオコ「橋本病」で声のキーさらに低く

さらに低くなった声も「それはそれで気に入っている」と語る/(C)日刊ゲンダイ

 それを聞いた宇崎さんは、「いい先生がいるから紹介するよ」とその場で先生にメールをしてくださいました。病院は嫌いだけれど、そんなことは言っていられないなぁ……脳神経外科の先生ということだけど、私の症状でも診ていただけるのかしら……と思ったことを覚えています。

 それで、さっそく病院にうかがってみると、先生は「徹底的に調べましょう」と、エコー、脳波、血液検査をしてくださいました。結果、「橋本病」と診断されたんです。耳慣れない病名に驚きましたが、甲状腺ホルモンが減少する病気と聞いて納得しました。ひどい状態だと手術をしなければいけないけれど、私の場合は薬でいい、と。ただし、薬は生涯飲み続けなければいけないと言われました。

■娘も「橋本病」で手術を受けた

 病気に対する知識がなかったので、「へぇ~」という感じ(笑い)。とにかく病名が分かってよかった。運よく、命に関わる病気ではないことにもホッとしました。何より、薬さえ飲めばあのダルさや湿疹から解放されると思うと、うれしかったです。

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