愉快な“病人”たち

TV番組きっかけに発見 麻倉未稀さん「乳がん」闘病を語る

医療系番組の検査で乳がんが発覚した(C)日刊ゲンダイ

「ひと泣きしてもいいですか?」

 そう夫に断りを入れてから、自宅で声を上げて泣きました。まだがんのタイプがわからず、治療の道筋が不明瞭で前にも後ろにもいけず、一番モヤモヤしていた時でした。自分で「負のループに陥っている」と気づいたので、その時点で「(胸を)切らなきゃいけない」と思ったことが涙につながったのだと思います。

 それまで夫の前で泣いたことなどありませんでしたから、彼はオロオロしていました。でも、ほんの数分、大泣きしたら思いのほかスッキリして、そこからはもう前向きになりました(笑い)。「乳がん」で左乳房の全摘出手術を受けたのは今年の6月です。きっかけは、医療系のテレビ番組で人間ドックを受けたこと。ちょうど今年は少し仕事を減らして健康管理をしっかりやりたいと思っていた時期だったんです。でも、自分で病院に行くきっかけが掴めなかったので、番組のオファーを「いいチャンス」と捉えました。

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