速い流行ペース 今季のインフルエンザはB型にも要注意

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 確かに、このところB型への感染にまつわるニュースが相次いで報じられている。7人組のアイドルグループのメンバー4人がB型を発症して公演が中止になったり、他のアイドルグループでもB型を発症したメンバーの活動自粛が発表された。3歳の娘がB型にかかったことをブログで明かした元アイドルのママタレもいる。A型と同時にB型の流行も始まっているのだ。

 インフルエンザは、一度感染すると免疫反応による抗体ができて、一般的にはその後1年程度は同じ型にはほぼ感染しなくなる。インフルエンザの予防接種もこの免疫の働きを利用していて、ウイルスから取り出して作られた「不活化ワクチン」をあらかじめ接種して、同じウイルスが侵入しても感染症になりにくくする。

 しかし、異なる型のインフルエンザウイルスには感染してしまうため、同じシーズンに何度もインフルエンザを発症するケースもある。インフルエンザシーズンの初めにA型に感染した人が、今度はB型を発症する危険もあるのだ。

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